なぜリッツ・パリの空間には特別な余韻が残るのか 表面的なマナーを超えたバックヤードの尊厳
表面だけを綺麗に見せるインフルエンサー案件や、マニュアル通りの接客がどこか虚しく感じられる時代。
一般消費者もサイトやインスタグラムのおかげで写真だけで施設や料理の判断が出来てしまう時代です。
実際に私の福岡の友人の話では、近所にできた大手のリゾートホテルのお料理の写真が
美味しそうに見えなかったから行くのを辞めたと言っていました。
大手の名前のあるホテルでも、間違いがないような接客でも何かに感動しなければ人は動かない。
表面が美しく整えられ、そつがない接客はどこも当たり前なのです。
その中で顧客感動にまで、価値を昇華することにつながるには、当たり前でないところを整えていくことが必要です。
私はそのヒントを、リッツカールトンホテルやアマン東京、パリのリッツパリなどから、受け取って、ブランド空間の空気を作っているスタッフやバックヤードの美意識についてお伝えをしています。
空間全体空気の流れ、スタッフの醸し出す雰囲気、これらはバックヤードから滲み出すものです。
リッツ・パリで感じた真の価値
入り口に立つスタッフや給仕の立ち居振る舞いだけではありません。
表舞台の華やかさを裏で支えている、見えない場所(バックヤード)で働く人々の気品ある立ち振る舞いと一挙手一投足。
そのすべてにプロフェッショナルな美しさが存在しています。
その根本にあるのは、「働くすべての人への尊厳」です。
表も裏も関係なく、そこで働く全員が自らの仕事に誇りと尊厳を持つこと。
それがあって初めて、空間全体に「本物の空気感(余韻)」が宿ります。
これが企業文化として根付いたとき、長く続く揺るぎないブランドとして認知されるようになります。
リッツ・パリでは、この文化と美意識を絶やすことなく継承していくために、独自の弟子制度(師弟関係)が存在します。
単なる業務マニュアルの共有にとどまらず、室内清掃や庭師に至るまで、「美意識」「立ち振る舞い」「誇り」そのものを次の世代へ受け継ぐ仕組みがあるのです。
だからこそ、人が変わってもブランドの品格が揺らぐことはありません。
バックヤードから始まる「マイスター制度」という新しいブランド戦略
では、これを現代の組織や空間づくりにどう落とし込んでいけばよいのでしょうか。
そこで私たちがご提案しているのが、「マイスター制度」を通じたバックヤードスタッフのブランド化です。
日本の持つ信頼・誠実・品位に、西洋で学んだ魅せる華やかさ・洗練された振る舞いを加えていきます。
単なる「裏方作業員」ではなく、空間の美しさと品質を担保する「職人(マイスター)」として評価・認定する仕組みを整えること。
業務の手順だけでなく、指先の美しさ、言葉遣い、歩き方、そして仕事に対する哲学(美意識)までを言語化・体系化し、社内マイスターが次世代へと伝承していくようになります。
バックヤードで働くスタッフ自身が「自分の仕事はブランドの美学そのものを創っている」という強い誇りと尊厳を持ったとき、言葉を超えた品格が滲み出し、空間全体の空気を一変させます。
このようなブランド企業様へ
・表面的なマニュアル接客から抜け出したい
・組織の裏側に眠る「誇り」と「美意識」を言語化し、継承したい
・他には真似できない、揺るぎないブランドの余韻を創り出したい
表舞台を輝かせるための「最強の裏舞台」を創り上げることで、長く続く企業文化を継承していくためのご提案をしています。
例えば、その社内マイスターのプロフェッショナルな姿や、静かで美しく整えられたバックヤードの日常が、ホテルのインスタグラム(SNS)に登場したらどうでしょうか。
普段は見えない場所にある真摯な美意識が人の心を惹きつけ、「なぜこの価格なのか」という本質的な価値と意味を伝える強力な発信となります。
表面的なマナーを超え、バックヤードから滲み出る本物の品格へ。
表舞台を輝かせるための「最強の裏舞台」をつくりませんか。
まずは現状の「空気感」を可視化してみませんか?
組織のバックヤードに眠る美意識や、空間の品格がどのように伝わっているかを紐解く「空間・組織の空気診断」を実施しております。
組織文化として定着させる「マイスター制度の設計案」や「空気診断」に関するご相談は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
