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研修・講演

上質な体験価値を生むホテルスタッフの所作とは

yuko.minetoma

本日、ホテルの現場を訪れ、
スタッフの動きや空間の流れを静かに観察していました。

ラグジュアリー空間において、
設備や装飾と同じくらい大切なのが、
そこで働く人の「動きの質」です。

ほんのわずかな所作の違いが、
空間の空気を変え、
お客様の体験そのものに影響を与えていることを、
改めて実感しました。

ラウンジにて

テーブルを片付けに来るスタッフは、
身体を低くしながら入ってくることがあります。

それは作業としては正しい動きです。

しかし、動きが「片付け」に集中していると、
お客様は無意識にそれを察知します。

・片付けに来たのだと感じる

・声をかけるのを一瞬ためらう

・会話や時間の流れがわずかに途切れる

空間の連続性が、そこで静かに切れてしまうのです。

空間の空気と調和するメリハリのある動き

一方で、

・美しく歩く

・静かに立ち止まる

・間を持って動作に入る

この流れがあると、

片付けという行為は前面に出ず、

空間の流れの中で自然に完了します。

お客様の時間は遮られず、
安心感が保たれます。

人は次の行動を考えながら動いてしまう

私たちは次の動作を考えながら動くと、
動きが急ぎ足になる

身体が前のめりになる

周りの目線を察知しない

ながら動作といわれるものになります。


例えば椅子に座るとき、
身体が先に入り、椅子の前に立つ動作が省かれ、
「お尻から入る」ような動きになるのはそのためです。

しかし本来、美しい動きとは、
一つの動作が完結してから次へ移る
一連の流れの中にあります。

優雅さとは何か

ここでいう優雅さとは、装飾的なものではありません。

空間に調和する速度

無駄のない動線

呼吸のようなリズム

静かな存在感

つまり、
空間のリズムを乱さない動きです。

ラグジュアリーホスピタリティの本質

スタッフは作業をする人ではなく、
空間の一部として存在しています。

動きの質が変わることで、

安心感

信頼感

品格

記憶に残る体験が生まれます。

ラグジュアリーな空間の人の在り方

動きは作業ではなく、空間の呼吸です。

空間に調和する動きの美しさが、

こころに残る時間を生み出します。

この視点は、
ホテル・ブライダル・ラグジュアリー空間すべてに共通する本質です。

空気を整える

現場を観察するたびに、

「空間の空気は人の所作によって整えられる」

ということを実感します。

上質な体験とは、目に見える装飾だけではなく、
人の存在がつくる空気の中に宿るもの。

これからも、空間と人の調和が生む価値を
丁寧に伝えていきたいと思います。

体験価値を組織文化として高めたいとお考えの場合は、
こちらの研修ページもご覧ください。

上質空間の立ち居振る舞い研修はこちら

ABOUT ME
Yuko
日本とパリを行き来しながら、 所作・言葉・心の在り方を通して、 「見えない空気を美しく整える」エレガンスを伝えています。 マナーを型として教えるのではなく、 美意識を内側に育てることで、 その人や組織が大切にしている価値が 自然にふるまいとして表れる状態を大切にしています。 日常の所作、歩き方、コミュニケーション。 すべては、人生そのもののエレガンスへとつながっています。
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