初めての方へ
エレガンス

在り方とは何か—自分の軸を持つと言うこと

パリの端から望む空と街並み
yuko.minetoma

1. 在り方は「見えない設計図」

在り方は、外からは見えないけれど
すべての行動を決めている設計図。

同じ出来事が起きても、
人によって反応が違うのは

この設計図が違うから。

2. 在り方がないとどうなるか

  • 目先の利益に流される
  • 人の評価で判断する
  • 状況によって人格が変わる

結果として信頼が積み上がらない。

3. 在り方がある人の特徴

  • 判断が静かで早い
  • 一貫性がある
  • 周囲が安心する
  • ブランドが自然に育つ

4-1 在り方は、日常の行動に現れる

在り方は、日常の中で自然に外へ現れます。

それは特別な場面ではなく、
何気ない習慣や振る舞いの中に見えます。

靴をそろえること。

使った空間を整えてから離れること。

約束の時間を守ること。

人の話を最後まで聞くこと。

誰も見ていないところで
どのように振る舞うか。

その小さな選択の積み重ねが、
その人の在り方を形にします。

派手な成果よりも、
繰り返される丁寧さ。

日常の中にある誠実さが、
時間をかけて信頼になります。

在り方は、
まず行動として外側に現れるのです。

4-2 在り方は、内側の問いから育つ

しかし、行動だけを整えても
在り方は長く続きません。

在り方は、内側の問いから育ちます。

人生で何を大切にしているのか。

何が好きで、何が心地よいのか。

どんな自分で在りたいのか。

日常の出来事に向き合うとき、
その判断は本当に自分でしているのか。

それとも周囲の目や言葉を基準にしているのか。

感情が揺れたとき、
その本質はどこから来ているのか。

自分を大切にできているか。

認められようとしていないか。

優劣や肩書きで判断していないか。

こうした問いを静かに持ち続けること。

この内側の対話が、
在り方の芯を育てます。

そしてその芯が、
日常の行動ににじみ出ていきます。

在り方と品格

品格は、
在り方が、
時間をかけて外へにじみ出た姿です。

日常の小さな選択や、
人への向き合い方、
仕事への姿勢。

そうした積み重ねが、
静かにその人の輪郭をつくります。

看板や立場は変わっても、
在り方から生まれた品格は残ります。

そしてその品格が、
人にも組織にも
長く続く信頼を与えていきます。

在り方とは、
品格の土台になるものです。

― 長く続く信頼の話 ―

在り方は信頼を作る

ある銀行の営業マンがいました。

彼は営業という仕事を、
単なる契約や数字ではなく、
企業の未来に関わる責任ある仕事として捉えていました。

目の前の会社のために、
一つひとつの業務を丁寧に行う。

それは特別なことではなく、
彼にとっての「当たり前」でした。

やがて部署が変わり、
その会社を訪れることはなくなります。

それでも社長は、長年にわたり
彼の名前を口にし続けていました。

「あの人には本当に世話になった」

時間が流れ、

その銀行マンは本社へ出世し、
退職後は関連企業へと移ります。

そして運命は、再び交差します。

社長は引退を迎え、
自社の土地で賃貸物件を建てる計画を立てました。

そのとき偶然、
かつての銀行マンが
その分野で働いていることを知ります。

社長は彼を探し出しました。

肩書きも立場も変わっている。

それでも信頼は、少しも揺らいでいなかった。

「この人にお願いしたい」

それは、長い時間が経っても崩れなかった
在り方への信頼でした。

これは、私が身近で見てきた実際の出来事です。

在り方は、日常の選択で育つ

品格を身につける

在り方は、特別な努力で突然手に入るものではありません。

日常の小さな選択の中で、
少しずつ育っていくものです。

うまくできない日があってもかまいません。

迷う時間があっても自然なことです。

大切なのは、
その瞬間に気づき、
もう一度選び直せること。

自分を責めるのではなく、
静かに見つめ直すこと。

その繰り返しが、
在り方を育てていきます。

品格は、完璧さから生まれるのではなく、
こうしたやわらかな気づきの積み重ねから生まれます。

在り方は、
特別な場所ではなく、
いつもの日常の中で静かに育っていきます。

それは誰かと比べるものではなく、
自分自身との対話の時間です。

自分を責めるのではなく、
ただ気づき続けること。

そこから、品格は自然に生まれていきます。

「在り方から生まれた信頼は、あなたの人生のブランドです。」


この思想は個人レッスンにも
企業研修・空間監修においても、
大切な私の軸として、おいています。

ABOUT ME
Yuko
日本とパリを行き来しながら、 所作・言葉・心の在り方を通して、 「見えない空気を美しく整える」エレガンスを伝えています。 マナーを型として教えるのではなく、 美意識を内側に育てることで、 その人や組織が大切にしている価値が 自然にふるまいとして表れる状態を大切にしています。 日常の所作、歩き方、コミュニケーション。 すべては、人生そのもののエレガンスへとつながっています。
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